平穏を望み。 6th
私は死んだらどこに行くのか
ふとした疑問が沸き上がる
私は死んだ
バスの墜落の衝撃は今も覚えている
そして、気がつくとそこは銀世界だった
「訳がわからないよ……」
雪国、観光、クラスメイト、本名を偽らないと死亡する、6番目、6th、何が6なの？ 私は何？ 誰？ 何を名乗る？
私は何者で、何でその私が、 前に進むのか、決めようとしてる、私は何様だ、前に進むのは、もう決まっている、間違いはないか、神に問いかける
私の(望み)は平穏(凪)だった
私は何者で、何を名乗るのか、願いを込めて、こう名乗ろうか
望みは凪の日常
のぞみ なぎの
臨海 凪乃
「…………ああ、どうか神さま」
私に勇気をひとふりください
状況整理、と。 6th
【スノー・カントリー・タワー】
猛吹雪の中、彼女は塔の上に立つ
別の姿、転生、死後の世界、デスゲーム、名前を知られたら死亡、名前？名前にどんな意味があるというの？10月には早い雪、ここはそもそも現実なの？
「……ふざけてるわね」
共有チャットや名簿を見て一言。
唐揚げだのパイナップルだの…… ふざけた名前に、この世界に適応能力が高すぎる面々。
1つずつ状況を整理しましょう。
海神2Cのバスが転落してこうなったのであれば……
この共有チャットの人間も、クラスメイトである可能性が高い。何より
人数がクラスと一致している（教師・運転手を除く）
……無差別に選ばれた人間同士で名前を知られてはいけないなんて単純すぎる
「参加者は……絶対に私を知っている人物 そして
私が知ってる人物だと仮定できる。 よって 名前の秘匿が重要になる」
と、まぁ仮定するけれど……
ろくでもないことが始まるんでしょうね……
MISSION:唐揚げをつくれ 18th
『ソロル「自分で唐揚げが作りたい男」』
(プラネタリウムコーナーから出ては、ショッピングモールにて食品のコーナーを漁る18th"唐揚げ食べたい"。
彼は名の通り────そう、唐揚げが食べたかった。
この前レストランで食ったが、また食べたい。こういう状況だとどうしても唐揚げが食べたくなるのは自分の悪い癖、みたいなものか。
いや、「唐揚げが食べたい、他の料理はどうでもいい」という訳じゃない。正確には「お肉料理なら何でもいいが、その中でも唐揚げが食べたい」と言ったところ。
二連続でレストランの唐揚げを食べるというのも何だか味気ないので、自分で作ろうかなと。
そう思って、ショッピングモールに居るわけだ。)
「─────おッ！お肉やわらかの素じゃないかぁ〜♡
分かってんな！ヨッ☆庶民の味方！！」
(唐揚げ食べたいは主婦脳なので、出来る限り安く済ませたいと。そう思うわけだ。でも美味しい唐揚げが食べたいんだ。とびきりジューシーなやつが食いたいんだ。
そこでそう、登場するのが全員の味方"お肉やわらかの素"！
＼酵素の力ッ！／でお肉をやわらかジューシーにする魔法の薬品である。いや、素晴らしいね。現代科学は。
…と、まぁ。こんな感じで。唐揚げの素とか、醤油とか、あぶら…鍋……は厨房にあるか。うん、一通り買えたし厨房行こう。肉切り包丁とかもそれくらいあるでしょ。
購入。
そして、ショッピングモールを出たところで。
彼は大変重要なことに気付く。)
「…────肉買うの忘れたな、俺…」
(唐揚げを作るのに肉を買わないとは何事か。いやしかし、此処でショッピングモールに戻って"へへ、すいません肉買うの忘れちゃって〜"とか恥ずかし過ぎるな。やめよう。
そういや唐揚げって、鶏肉以外でも美味しいのかな。
なんて、思ったり。…まあ、いいや。
�狷�くらいすぐ調達出来るでしょ��
厨房とかにも既にありそうだし。うん、そういうことにしとこう。
彼は、買ったものを纏めて何処かへ去っていった。
【購入物：唐揚げの素、醤油、ジップロック、無地の白Tシャツ(安いやつ)、ハサミ】)
逢瀬・状況整理Part2 6th
「案外……嘘もつかれるね」
殺人鬼？ バカを言え ここははったりが何でも通用する世界だ
とりあえず言ったもん勝ちなのさ。
それよりも収穫はでかい
1stの挑発に あえてとは言って乗ってしまったのが不服であるが
首謀者に会う事が出来た
これで他の奴らを出し抜ける。
「あれがこの事件の首謀者。 天使に見えたけど ここが霊界なわけないし……？
まぁ、殺せばいい。 私を縛るものなど XXXX 以外あってなるものか」
……しかし、私たちの命はあの天使によって守られている。
だとしたら何のゲーム？ テラスハウス？
コロパッドを確認する。 クラス名簿の追加。
仮説はビンゴだった。
なら今までの人間全員……。 クラスメイト。
さて、何が始まるというのかしら。
ふ〇なっしーだって寂しがり 1st
【ソロル】
「ふえー、怖いなぁ………およよよ………というかキャラ作んのだるいな普通で行こう」
と、トボトボトとステージに座る。
「暇だなー、暇暇だお何か面白いのないかなー…………というかさっきの放送さぁ……ここに拉致って来てほのぼのとか無理があるっしょ」
空を見上げる、篝火の炎が暖かいなぁ………
「ポーカーしたいなぁ………あとチェスもやりたい、殺人鬼はいるわピエロはいるわ、どーなってんのかね！？」
解離性 同一性 障害 23rd
多重人格。
別名、解離性同一性障害。
解離性という名の付く障害はたくさんあるけれど、その中でも特に重たいものの一つ。
そもそも、解離性障害というモノが起こるには、自分が"トラウマになるほど耐えきれない状況"に直面する必要がある。
そのうえで、その時の記憶が切り離されたり、感情が吹き飛んだりするわけだ。
つまり、精神的過負荷による脳内処理オーバー。それをデリートしたりゴミ箱に投げ捨てたりするのがそういう状況なわけだ。便宜上は障害でもないらしいけれど。
精神的過負荷の内容で多いのは家族やその他周囲の身近な存在からの虐待。または、近親者やその他、人の殺人等を直面したときのショックなどが多いだろうか。
他人依存であることが多いのは、段階として"安心できる場所を失って起こる"という人が多いから。一人では凡そ抱え込めないのに、相談できる拠り所がなくなったから、一人で抱え込まざるを得なくなる。
その分だけ"人に頼る"事を忘れていく。まるで悪循環だ。
そして、この解離性同一性障害の最もタチの悪い所は、ほとんどの場合主人格がその事を覚えていない事。
新しい人格と離別され、切り離され、新しい人格がその事を覚えていても主人格は覚えていない。
…だったら。
「…なんてね。こういうコトを考えるのも、"アリ"、かもしれないでしょ。」
花言葉は"純粋" 2nd
──蜜柑だなんて。
我ながら巫山戯た名前にしたものだと思う。
別に蜜柑が好きだとか語感が可愛いからとかそんなことではなくてもっと、単純な理由。
それを思ってはやっぱり、馬鹿らしくなる。
嗚呼、そうか、悲観的なのはダメ。
私が悲観的になるのはダメ。
楽観的にこの状況でも笑顔で楽しく。
とりあえずはこのまま気づかないフリ。
ソレが、始まるまでは。
だって蜜柑の花言葉は純粋。
何も知らないフリ、察していないフリしたほうが人は手を伸ばす。
なんて、独りよがり。
──…、一笑。
ん？花言葉からみかんにしたのって？
嘘、今の話は後付けよ？
愛+心=？ 20th
アモール・バッファーというものがある。簡単に言えば愛の測定機器らしい。そのようなものが一体どこにあるのか、なんて知らないけれど。たしかどこかの哲学者の話にでてきたのだったっけ？それともエジソンが発明した？…わからないね。うん。少なくとも愛を測定するなんてことの意味、あるのかなって。
あいごころ。そう名乗った。それはきっと何かからくる未練の現れなのだろうか？
それもまだわからないけれど。誰かが愛を語ってくれるのならば。少し聞いてみたい気もする。私の疑問の答えが乗ってるかもしれないから。好き、という感情が愛へと繋がっていく。そういうのは色んな本に書いてある周知の事実なのだろう。ね。
名前を呼ばれたら死ぬ。本当に悪趣味だと思う。だけど、あいごころ。なんて名乗る私も、結局悪趣味仲間としては一緒なのかもしれない。
｢でも、それを自覚するのは難しいかしらね？…少なくとも普通では…ね。｣
其れも、全て、自分のモノ。 2nd
一人、だだっ広い食堂にて食事を口に運んでいた。
ただの作業。生きるための。
自己への不信こそが自身を巣食う悪しき害虫なのだと誰か言った。
──誰が？
誰でもない誰かが。
そいつの言葉は個を追放し個の官能に
苦味を塗る。
狂気を塗る。
毒素を塗る。
［心を、蝕む］
ふいの嗚咽。
吐き気。冷や汗。不整脈。
胸に手を当てて確かめる。
紛れもなく、自分のものですね。
辺りを見渡して深い息を吐いて白い無機質な壁を見上げた。
彼はまた嫌な夢を見ていたみたい
。
あれが夢なら悪夢だ。
これが夢でも悪夢か。
胸を叩く鼓動が成りやまぬというのに自己嫌悪で笑ってしまった。
後悔のないようにだなんてよく言えたもんだ。
彼もさぞ馬鹿らしいと思ったことでしょう。
唐揚げは、残した。
ご馳走様。
懐かしんで、いつくしんで、ソレは。 7th
【ソロル】
ショッピングモールに来てみた。
特にこれと言って目的がある訳でもなく、ただ少し趣味にしていた物があれば……と言ったレベルの物だ。
洋服売り場、フードコート、ゲームセンターも恐らく有るのだろう。
しかしそれはどうでもよかった。
何か趣味になっていた物、それだけを探して。
使えそうな物は……まあ後で良いだろう。
そう思った時にふと視界の隅にはスポーツショップがあった。
｢…………スポーツショップか……。
…ここなら、何か良いもの有るだろうか……？｣
ふらりと、気まぐれでそこに入る。
これと言ってスポーツをやっていた訳では無いけれど……。
本来の目的ではないが、昔よく持っていた物が此処にもある。
どうせならば持っていようかと思ったからだ。
…………昔の、少し暗い過去に繋がるアレを。
｢有るかな……なんて、言ってたら有ったな…。｣
ロティは一つ、スポーツ用品を探していた。
昔、良く持ち歩いて居て、沢山使ったあの道具……そう、金属バットだ。
黒い、それなりの重量がある金属バット。
そして……ここに来る前に、自衛のために振るっていた、武器。
それは問題なく……振るう事が出来る。
｢やっぱり……か、懐かしくて……。
…………手に、馴染んでしまうんだね……。｣
あまり、馴染んで欲しくは無かったけれど……これも彼奴の望みなのだろうか。
そう思ったのは、握ってすぐの事。
少し自嘲気味に笑って、そのまま
───金属バットを
───そのまま、躊躇わず
───ショーウィンドウに振るった
｢…………五月蝿いな…硝子は。
本当……それは昔も今も変わらないか…。｣
割れて地面にひた踊る、白い哀れな者達。
良く、彼奴がそんな事を言っていたなと思いつつ、私はそのまま硝子を踏んで歩いていく。
頬には硝子の残した赤い一閃。
痛いとは思わない。
この程度、彼奴に比べたら。
｢なぁ………。
今は、どうしてるかは知らないけどさ……。｣
空を仰ぎ、私は問う。
｢───君は、僕を赦してくれるのかい…？｣
もう一振り、演じて視れば。 18th
『ソロル「演劇少女と終学旅行」』
(ショッピング。遅くなったが、予定通りの物を入手。察しの良い人間ならば、何をやろうとしているか分かるだろうか。
ホテルへの帰り道。エリアが違うから、遠いけど。
どうせだから、観覧程度に歩くことにした。
誰も居ない道。
何も無い道。
やっぱり、元の世界とは違くて。別世界みたいな、そんな空間。
でも、嫌いじゃない。人の多いところは苦手だから。
そう、例えば。…教室、とかね。
嗚呼、これも。
もしかしたら、演技かもしれないよ？
一人だからと、あんまり信用しない方がいいぜ。
…なんて、独り語りを始めるのも悪い癖。いつからか始めたこの癖は、辞められなくなってしまったみたいだ。)
「………姉さん…」
(とか、そんな感じで。不意に誰かを呼んでみて。
嗚呼、俺に姉なんか居ないけど。確かに居たんだ、彼処には。
いつからか、失踪してしまったけど。否、死んでしまったけど。だけど、─────…確かに居たんだ。それは、自分以外の全員から彼女の存在が忘れられているわけでもなく。
あれ、そういえば。
彼女も、修学旅行の時に死んだんだっけ？
…嗚呼、もしかして。)
「姉さんも、……参加したのか？」
(なんて。言ってみたりするんだ。
紛れなのか、偶然なのか、必然なのか。…俺も、修学旅行中に巻き込まれているもので。
でも、別に。
まだ、決まったわけじゃない。第一、予想通りの"人狼ゲーム"かも分からない。
なのに。
如何してこんなに、確信を帯びているのかな。俺は。…愚かで、無様。
だから嫌いなんだ、俺は。俺が、大嫌いだ。
そんな中で、二つ思うことがあるとすれば。
一つ。
もし、彼女が同じ目に遭っていたとしたら。…少しだけ、安心する。
好きだったわけじゃないけど、近場に居たならば。
二つ。
もし、彼女が同じ目に遭っていたとしたら。…きっと、彼女は同じように自分を偽るだろう。
そして、きっとこう言うのだ。
自身の名を、こう告げるのだ。)
「…────�爐錣燭袈性瓩覆里任垢茲�！」
(──────ありがとう、キョーカお姉さん。少しだけ、俺は元気を取り戻しました。
なんて、全部演劇かもしれないけど。
だって俺は、わたし鏡じゃない。
俺は、"唐揚げ食べたい"なのだから。
【購入物：鶏肉、空の瓶、蒸留酒、マッチ】)
解離性 同一性？ 23rd
解離性同一性障害には、その人格によって大きく傾向が違う。よく"僕、多重人格かもしれないんです！"と言ってくるのが主人格で、その他は交代人格と呼ばれている。らしい。
ただ、主人格が本当の人格か、と言われると、そうでもないらしい。基本人格というのが存在して…なんて、専門的な話にズレるのは止そう。基本人格なんて、主人格に食われて埋もれているようなものだ。
主人格の特徴としては、よく頭痛に悩まされていたり、他の人格の記憶が無かったり、その他ネガティブに考えることが多かったり、"受動的"って言う言い方をするのが一番だろうか。
とどのつまり、あたふたしていたり記憶に抜けがあったりすると、ソイツは主人格って判断することが可能なわけだ。
逆に、交代人格。人格にも色々種類があるのだけれど、多くは、交代人格同士で記憶を共有していることが多い。らしい。何でも、主人格が表に出ている間に記憶の情報交換がなされているとか、いないとか？
だからと言って、何だ、って話になるとも思う。自分が知らないところで、知らない自分が動いていた、というだけ。別にそれに何の影響もないんじゃないだろうか？なんて。
怖いモノだ。自分が"何"なのかも分からない、そもそもオレが本当に"そう"なのかも分からない。自分で自分を信用することが出来ない。だのに、他人も信用できない。誰を頼ればいいのだろうか？
…多重人格の、"信頼の悪循環"はここから起こる。主人格だの交代人格だのと話してきたけれど、オレが"どっち"なのか、それとも"どちらでもない"のか、それすらも分からない。受動的とは言えないし、けれど、自分を交代人格だと言うには、時間が"長すぎる"。
今の"オレ"はナニモノ？誰の替え玉？なんて、オレに聞いたところで誰も答えちゃくれないか。
――誰かを頼れるのならいいのだけれど。
そんなコト、もう不可能だ。オレの仕業か、別の何かの仕業かは分からないけれど、頼る人も頼れる人も存在しない。家族は？先生は？友人は？何処にいる？何処にもいない。
家族なんていない。彼女も頼れない。先生なんていない。此処じゃ会うことも出来ない。友人なんていない。"これ"のせいで全部朽ちて無くなりそうだ。何も、何も信じられない。何が真実で、何が嘘なの？
そういえば、真実と嘘は対照の関係には存在しないらしい。嘘と本当は同じ世界線にあるけれど、真実は外からそれを見ている、というのが正しいのだろうか。
難しいコトは言えないし、たとえ話をしよう。
ある男の子が、身近の人から"お前は鬼だ"と言われて育ってきたとしよう。男の子は素直で純粋なので、言われたことを素直に信じて生きてきた。
でも、周囲からしてみればその男の子は普通の子で、鬼とか忌み子とかではない。つまり、男の子は"自分が鬼だ"と思っていて、周囲は"男の子は鬼ではない"と思っているわけだ。
さて、この時、どちらが真実を言っているのでしょうか？
答えは、両方。男の子からしてみれば"自分が鬼"なのが真実だし、周囲からしてみれば"男の子は鬼ではない"というのが真実。そこに嘘も何も入り込む隙間はない。
ただし、どちらかは"本当"で、どちらかは"嘘"になる。鬼であることも、鬼でないことも本当というのはおかしいのだから。
つまり、真実は"男の子"、本当は"鬼ではない"で、嘘が"鬼である"というワケ。けれど、皮肉なことに男の子から見る真実は違ったわけだ。
嘘も、真実も、同時に存在することはあり得る。けれど、嘘と、本当は、同時に存在することはあり得ない。それが、シンジツ。
だとしたら、オレは、真実と言えるのかな？嘘の存在だったとしても、何かの仮初でも、代替品でも。ここに"オレ"として生きている以上、それは真実でしかないのかな？
嘘と本当は見分けがつかなくても、真実はこうやって、一瞬で見分けがついてしまうものなのかな？それとも、本当は、オレも真実ではなかったりして。
そういえば、何で"それ"をたとえ話にしたのか、って？
特に理由はない、意味もないよ。これは嘘か本当か分からないけれど、たとえ話にしたことは、真実。そういうコト。
些細な過去のはなし。 9th
さて、閑話休題。
少しだけ、私の顛末を色々と匂わせておこうと思う。
まあ、勿論これは嘘かもしれないし、信じるに値しない戯れ言も、フィクションも多大に挿入されているのが事実である。
時に。
漫画なりなんなりで、諸君らは読んだことがあるのではないだろうか。金持ちが何人かを集めて死のギャンブル〜みたいな流れのを。
あれに関して私が思うのは、あれほど劇的なものではない、という事だ。
心理戦に、コミック二三巻を取る豪快な構成には恐れ入るところだが、実際、いざその時、眉間に引き金を引く時は、頼む！と一念だけがあって、それですぐに始末がついてしまうものだろう。
大体、トランプなりカードゲームでもやっていれば分かる。
お望みの役を当てるには、最終的には、その一念だけ。
それと変わらずして、命が消えるのが真に迫っていると思う。
―――――え？
まるで見てきたようだなって？
洒落が通じないわね。
法螺話よ。
本当かも、しれないけど？
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